中村 敦
Atsushi Nakamura
Sipsmith、甘酸味、コク という3要素で構成されたその名の通り「カクテルの王様」として、一生向き合っていくべきカクテルだと思っているからです。 マティーニについて、弊社北添に「ジンは冷凍庫で冷し、徐々に温度を上げながら、すべての液体を1つに仕上げる」と学びました。私は、ボトルから注いだ Sipsmith が空気に触れ、味と香りが「ひらく」ことを重視しています。 メイク手順は、ミキシンググラスに氷を入れ、氷を洗い、ミキシンググラスを冷した後に、まずは Sipsmith のみを注ぎ、ゆっくりステアし、その後に、ドライベルモットとオレンジビターズを加えて、ゆっくりとステアします。香りが2回上がってきたタイミングでグラスに注ぎ、レモンピールとカクテルピンに3粒刺したオリーブを添えます。 Sipsmith をはじめに注ぐ理由は、冷凍庫で冷えた Sipsmith をミキシンググラスでゆっくり温めて、味と香りがをひらかせ、ドライベルモットとオレンジビターズを加える準備を整えたいからです。 レモンピールは、グラスの下から縁に向けて上方向にかけます。重たい油はピールすると苦味につながるので最後まで注意を払います。