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Gin Fizz ジンフィズ
東京 / 四ツ谷・飯田橋・神楽坂エリア
プログラミング思考の
ジンフィズ

槇永 優

Suguru Makinaga

1983年兵庫県生まれ。国土交通省航空保安大学校・航空情報科を卒業。鹿児島空港、成田空港にて航空管制運航情報官として働く。バーはもともと好きで、バーテンダーという仕事に興味を持ち、24才で転職。大阪の名店バー・リーに入店し、早川惠一氏に師事。12年間の勤務の中で、サントリーザ・カクテルアワードやワールドクラスをはじめ、様々なカクテル・コンペティションで受賞を重ね、2020年、東京・神楽坂にてバー・リーフを開店。近年のコロナ渦においては、クラシック・カクテルだけではなく、低アルコールやノンアルコールのカクテルにも力を入れる。
もしもバーテンダーでなかったら何になっていたと思いますか?
プログラマーです。(興味があるという意味も含めて)
①で答えた生き方は自分のカクテル表現にどう影響していると思いますか?
私はプログラマーとして仕事をした事が無いので、間違えているかもしれませんが、個人的なイメージとしては、数学的な仕事で、「調べて作って、つまずいたら、また調べて作って」ということを繰り返す仕事なのかなと思っていて、私のカクテルの作り方と似ている部分が多いのかなと思っています。
CLASSIC COCKTAIL
Gin Fizz
ジンフィズ
ジン、レモンジュース、シュガー、そしてソーダという極めてシンプルな材料で作るロングカクテルです。甘み・酸味・苦味のバランス感覚やシェイクの技術が求められるため、バーテンダーの力量が試されるカクテルとも言われます。このカクテルへの挑戦は、バーテンダーが自分自身を見つめ直す行為と言えるかもしれません。

ジンフィズは自分の中で苦手意識のあるカクテルだったので、あえて選んでみようと思いました。

(大阪時代に大変お世話になった川崎さんの紹介ということで、バーテンダーの技量が試されるとされるジンフィズを通して「初心を大切にしよう」という思いも込めて。)

ジンフィズを調べてみると、いくつかのレシピが見つかりましたが、今回はイギリスの有名バーテンダー”トリスタン・ステファンソン”さんのレシピにインスパイアされました。理由は、シップスミスが”イギリス”という国を大切にしている事と、トリスタンさんは、私が尊敬するバーテンダーの1人だからです。カクテルのオリジナリティは「卵白」を入れる事。日本では卵白を加える事は稀ですが、世界全体で見ると、加える事が多いようです。

卵白のおかげで、カクテルは白い泡にまとわれ、シップスミスのアイコンである「スワン」のイメージと重なります。また、ミントを添えることで、「ウィンブルドン※」の緑美しいセンターコートを表現しています。

最後に、レモンピールと氷を添える事で、カクテルの温度が上がっても、美味しく飲む事ができます。 (※シップスミスは2021年に開催されたウィンブルドン・テニスとパートナーシップを組んだので、今のシップスミスを表現する上で、取り入れようと思いました。)

Cocktail
① SIPSMITH LONDON DRY GIN
40ml
② レモン・コーディアル
25ml
③ 卵白
1個分
④ ソーダ
100ml
⑤ ガーニッシュ : ミントの葉
⑥ ガーニッシュ : レモンピール
SIPSMITHでもう一杯
Twist Cocktail
First Serve (ファースト・サーブ)
① SIPSMITH LONDON DRY GIN
30ml
② レモン・コーディアル
25ml
③ 自家製ウィンブルドン・ソーダ(ストロベリー・レモンピール・ライムピール・ミント・紅茶・CO2)
130ml
④ ガーニッシュ : レモンピール
⑤ ガーニッシュ : レモン&ライムスライス
⑥ ガーニッシュ : ミントの葉