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Negroni ネグローニ
東京 / 東京・日本橋エリア
ジャンルを超える
ネグローニ

谷田 歩

Ayumu Tanita

大学卒業と同時に都内のラウンジで勤務
その後レストランやバー等で勤務し、新規店舗の開業やメニュー開発等に携わる
もしもバーテンダーでなかったら何になっていたと思いますか?
格闘家になりジムの経営等をしてみたいです。 17歳から24歳まで総合格闘技のジムに通い、MMAやレスリング、キックボクシング、柔術等幅広くアマチュアですが試合にも出ていました。 一時期はプロを目指して週6日練習に明け暮れていた時期もありました。 友人が偶然バーで働いていた事もあり、休みの日にバーに行っていて色々なタイミングや出会いがあり現在はバーテンダーとして働いています。
①で答えた生き方は自分のカクテル表現にどう影響していると思いますか?
バーテンダーと同じ様に格闘家もそれぞれスタイルがあり、格闘技の種類もある。 僕がやっていた総合格闘技はその中でも全ての格闘技のルールをミックスした物。 だから練習も色々な人の意見や技を取り入れてトレーニングをしていました。 だから何が正解という訳では無く、相手によって作戦を変えたりします。 バーテンダーも同じ様に作る物のスタイルが違っていても受け入れられるのはそのゲストにとって美味しい物と何よりバーテンダーとの相性に限ると思います。 そう考えると凄くシンプルで、だからこそ僕は作る物に変な偏見や固定概念を持たず、素直に自分が美味しいと思った物、感動した物を作り、ゲストに届けようと思えていると思います。
CLASSIC COCKTAIL
Negroni
ネグローニ
ジン、カンパリ、スイートベルモットで作るイタリア生まれのカクテルです。甘苦くて複雑な味わいは世界でもトップクラスに人気があり、近年このシンプルなカクテルに再び注目が集まっています。そんな古くて新しいカクテルを、バーテンダーたちはどのように表現するのでしょうか。

カクテルを飲み始めた頃はまだ味覚や味の表現の引き出しが乏しく 甘い、酸っぱい、強い、弱い等単純な物でしか味を表現出来ずにいました。 なので作る物の味も甘いか酸っぱいか、そこに付随してアルコールの度数の強弱が加わる形でした。 たまたま外国人のゲストが多く来る店舗で勤務する事が多く、ネグローニのオーダーが良く入る事からこのカクテルについて調べたり、ゲストと会話をしていくうちに仕切りに【ビター&スウィート】という表現を聞くようになりました。 何味か分からなかった味が苦いと表現する事が分かった時に、苦みというのは決してネガティブな物では無いと知りそこからカクテルを作る際の材料選びも大きく変わるきっかけとなりました。 僕はキッチリ濃いめのネグローニが好きなのでカンパリの他にアマ―ロを少量加え苦み、甘さを複層的かつ重厚に仕上げる様に意識しています。 また、ただ濃いだけでは無く、より一体感を出す事と口当たりを良くする事を意識してステアします。 SIPSMITHはその重厚さに負ける事無くしっかりとジンの骨格が残り、ステアしても水っぽくならず、なんなら加水で香りも開く。 まさにこのカクテルの核となり支えてくれるジンだと思います。

Cocktail
① SIPSMITH LONDON DRY GIN
30ml
② カルパノ アンティカフォーミュラ
20ml
③ カンパリ
20ml
④ アマ―ロ
10ml
⑤ オレンジピール
1枚
SIPSMITHでもう一杯
Twist Cocktail
Dunhill Orangette (ダンヒル オランジェット)
① SIPSMITH V.J.O.P
40ml
② ドライベルモット
7ml
③ オロロソシェリー
10ml
④ ペドロヒメネス
3ml
⑤ カカオニブインフューズドグラン・マルニエ
10ml
⑥ アブサン
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