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Gimlet ギムレット
東京 / 新宿・西新宿エリア
旬のとれたて
ギムレット

富田 上総

Kazusa Tomita

2006年フレアバーテンディングの独自の文化に衝撃を受けコンペディターを目指す。ホテルニューオータニ メインバーカプリで7年半修行。その間にも多くの大会で入賞。そして2011年HBAチャレンジでの優勝が評価され、Asia-pacific Bartender of the year Cocktail Competition 2011のフレア部門日本代表選手に選ばれる。シンガポールで開催されたセミファイナルでの厳しい戦いに勝ち残り、見事ファイナルに残り、準優勝という素晴らしい成績を残す。その後、2014年にヒルトン東京TSUNOHAZUプロジェクトのため長年勤めたニューオータニを離れ、ヒルトン東京にて日本の新しいバー文化を提案する。
もしもバーテンダーでなかったら何になっていたと思いますか?
幼い頃から調理師に憧れ、料理に携われる仕事がしたいと思っていました。もともとバーテンダーになる前は、代官山のフレンチや中目黒のカフェなどでずっと調理師をやっていました。素材の選び方、コスト、提供時間と料理のクオリティーなどバーテンダーと共通する部分は多いです。バーテンダーをやっていなかったら料理人を目指していたでしょうか。ただやりたい事は本当に沢山あって、実はこの企画の期間中も全然ジャンルは違うのですが、トラックメイキング(作曲)の大会にもエントリーしていたり、やりたい事は尽きないです。
①で答えた生き方は自分のカクテル表現にどう影響していると思いますか?
材料だったり、作り方は勿論ですが、なによりも素材の旬を生かした表現は意識しています。 日本には四季があり、その季節ならではの食べ物があります。柑橘類だけにしてもレモンやライムでまとめてしまうのはもったいないです。温州みかん、せとか、伊予柑、黄金柑、甘夏、金柑、黄柚子、青柚子など季節ごとにその土地ならではの味わいがあります。そう言った旬を辿ったカクテル作りは少なからず影響されていると思います。
CLASSIC COCKTAIL
Gimlet
ギムレット
ジンとライムジュースをシェイク、とうシンプルでさわやかな味わいのカクテル。チャンドラーの「長いお別れ」によって世界的に有名となったカクテルですが、そんなハードボイルドな印象だけではないギムレットの可能性を様々なバーを通して体験してみてはいかがでしょうか。

まだバーテンダーではない頃、当時アルバイトをしていたクラブで初めて作ったカクテルがギムレットでした。クラブのバーなので、ちゃんとしたバーテンダーの方もいなく、ライムジュースなどもフレッシュの物なんて勿論ありませんでした。そんな中カクテルブックを見ながら作ったのは良い思い出です。 ギムレットはコーディアルライムジュースを使う人、フレッシュライムジュースで作る人、フレッシュライムジューにシュガーを加える人など様々ですが、私は冷凍のジンとフレッシュのライムジュースの二種類の材料だけで作ります。私が働くホテルに来店するゲストが甘さを嫌う傾向があるのも少しありますし、あえてシュガーシロップを加えず、ジン本来の甘さを引き出し、感じて頂くと言うことに重きを置いているのが本当の目指すところです。その為シェークをする前に氷に負担をかけ水っぽくならないようジンは極力冷凍を使用します。自分で書いてても思ったのですが、本当に至ってシンプルな作り方です。しかしながらこれが私が最初に入ったホテルで先輩バーテンダーから教わった作り方で、今もなお続けている作り方です。お家でも作れますね。

Cocktail
① SIPSMITH LONDON DRY GIN(冷凍)
50ml
② フレッシュライムジュース
10ml
SIPSMITHでもう一杯
Twist Cocktail
Trefoil Gin Fizz
① SIPSMITH LONDON DRY GIN(冷凍)
45ml
② レモンジュース
10ml
③ 三つ葉と昆布のシロップ
15ml
④ ソーダ
Fill
⑤ ガーニッシュ
三つ葉を添える
三つ葉と昆布のシロップ・・・三つ葉(細かく刻む)130g、昆布(細かく切れ目を入れる)15g、氷砂糖250gを袋に入れ真空調理器にかける。冷蔵庫で保存し氷砂糖が溶けた状態になったら濾し液体のみを抽出する。