東西バーテンダー特集 #1 – 大阪「The Bar Elixir K」川崎正嗣が飲みたいのは誰のカクテル？

東西のバーテンダー同士の関係性を知りたくありませんか？

というわけで、関西で活躍する3名のバーテンダーに、「この人のクラシックカクテルが飲んでみたい」と思う東京のバーテンダーを指名いただく「東西バーテンダー特集」。

第一回目となる今回は、「The Bar Elixir K（大阪・北新地）」のカウンターに立ちながら、日本を代表するジン専門店「BAR JUNIPER」も手がけるなど、ジン業界では有名な川崎正嗣さんに東京のバーテンダーを指名いただき、指名理由やその方との関係性、そして「DISCOVER THE CLASSIC」の5つのカクテルのうちどれを選んで作っていそうか、その予想を語っていただきました。

その上で指名された東京のバーテンダーは、実際にどのカクテルをどのように作成したのか、ご紹介していきます。

川崎さんが指名するのは…「槇永優さん（Bar Leaf/東京・神楽坂）」

— 槇永さんを指名した理由は？

マッキー(槇永さん)は元々大阪のバーで働いていて、名だたるコンペで賞も取っていたすごいキャリアの持ち主なんです。

クラシックスタイルをしっかりやっていながらも、現代的なカクテルもハイレベルでこなせるバーテンダーでして…今回の企画にもぴったりだと思いました。

— どのクラシックカクテルを選んでいそう？

「ギムレット」ですかね。

マッキーの大阪時代のバーによく飲みに行ってまして、その時に飲んだクラシックレシピのギムレットが美味しかったので…

当時のお店のギムレットが甘さ控えめだったので、強いて予想するなら同じようなスタイルでしょうか。

— 槇永さんとはどんな関係性？

彼の大阪時代のお店にはフラフラに酔った状態で行ったこともありまして…そんな自分を受け入れてくれたことに感謝もあります。

当時はよく「将来どうするの？」などと話しており、去年独立し、選んだ場所が東京だったことには本当に驚きました。

そもそもマッキーは、クラシックスタイルをとことん追求していくかと思っていたら、実はかなりアクティブに新しい要素を取り入れてますし、チャレンジ精神がすごいんです。だからこそ東京に進出したのかもしれませんし「野心家」だと思いますね。

— 槇永さんへのメッセージ

コロナ禍という大変な時に独立してすごいなと…
関西からたくさんお客様を紹介したいと思いますし、僕も必ずお店に行きます！

槇永さんが作成したカクテルは…「ジンフィズ」

槇永さん：　そもそも「DISCOVER THE CLASSIC」は川崎さんからご紹介いただきました。実はジンフィズはあまり得意ではなかったんですが、川崎さんには大変お世話になりましたし、これを機に敢えて挑戦してみようと思いました。

今回のレシピの特徴は大きく2つ。1つは卵白を使っていること。優しい味わいになり、自分が美味しいと思えるジンフィズに仕上がりました。そしてもう一つは氷を加えないこと。別添えにすることで温度を調整しながらゆっくりと飲むことができます。仕上がりが純白の泡に包まれるのですが、SIPSMITHのスワンのイメージとも重なりますし、中央にミントを浮かべることで、今年、同ブランドが公式パートナーを結んだ「ウィンブルドン」のセンターコートを表現しています。

一方、川崎さんが作成したカクテルは…「ネグローニ」

– Recipe –
① SIPSMITH LONDON DRY GIN20ml
② カンパリ20ml
③ カルパノアンティカフォーミュラ20ml

通常、私はこのカクテルを作る時に、霧吹きをつかってカクテルをつくります。ビルドでつくるとアルコールのキックがしっかりとくるのですが、霧吹きでつくると、このカクテルでも丸みがでて、とても柔らかいネグローニに仕上がります。

詳しくは川崎正嗣さんのバーテンダーページをご覧ください。

川崎さんがいるお店

【The Bar Elixir K】
住所：大阪府大阪市北区堂島1-2-9（地図を見る）
営業：月～金 18:00～翌4:00 / 土日・祝 18:00～翌1:00 不定休・隔週火曜日
電話：080-9168-9502
SNS：[Instagram]

槇永さんがいるお店

【Bar Leaf】
住所：東京都新宿区神楽坂2-21-9MTビル1F（地図を見る）
営業：16:00〜1:00 不定休 ※時短要請中は営業時間に変更あり
電話：03-4361-5220
SNS：[Instagram]