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Gin Fizz ジンフィズ
京都 / 祇園・清水寺・東山エリア
数学的思考の
ジンフィズ

織田浩彰

Hiroaki Oda

2014年4月、祇園に喫酒幾星をオープン。薬草リキュールに魅せられ渡欧。現地で学んできたリキュール製造技術をベースにカクテルを作るために、私設薬草園で薬草を学び始める。その過程で和漢本草に出会い、日本のボタニカルを生かしたカクテル作りに勤しむ。最近は柑橘の皮集め、押し花、芳香蒸留水の研究が趣味。
もしもバーテンダーでなかったら何になっていたと思いますか?
才能さえあれば数学者になりたかったです。
①で答えた生き方は自分のカクテル表現にどう影響していると思いますか?
現になっていないので、なんとも言えませんが、数学の考え方というのは、カクテル作りにとても役に立ちます。数学というと難しいイメージばかり先行しますが、要は知らない世界を覗ける眼鏡みたいなものです。その知らない世界に知りたいものを入れると、知っている世界では見えなかった世界が簡単に見えたりするので便利です。
CLASSIC COCKTAIL
Gin Fizz
ジンフィズ
ジン、レモンジュース、シュガー、そしてソーダという極めてシンプルな材料で作るロングカクテルです。甘み・酸味・苦味のバランス感覚やシェイクの技術が求められるため、バーテンダーの力量が試されるカクテルとも言われます。このカクテルへの挑戦は、バーテンダーが自分自身を見つめ直す行為と言えるかもしれません。

言わずと知れたカクテル界の永字八法、ジンフィズ。このカクテルを選んだのは毎回飲んでも飽きないシンプルな良さがあることと、私の好きなリキュールに欠かすことの出来ない「糖分」が、味の構成に強く寄与しているからです。 「糖質」などと言われ最近では悪妙高い「甘味」ですが、ジンフィズのバランスを作る上で甘味は欠かせない要素です。さっぱりとした味を作るためにフレッシュレモンをたっぷり使うのですが、当然これは酸味が強い。ここに適切に甘味を入れる事で、嫌な酸味の角がとれて、なおかつsipsmith vjopが持つ、ボリュームのあるジュニパーのニュアンスが引き出されてくると思います。

Cocktail
①SIPSMITH V.J.O.P(常温)
40ml
②フレッシュレモンジュース
20ml
③粉糖
1tsp
④果糖ブドウ糖液
1tsp
⑤ソーダ
適量
材料①〜④をシェイクし、よくよく冷やしたグラスに注ぐ。ソーダを加え、静かにステア。氷は後から。スライスレモンを飾る。
SIPSMITHでもう一杯
Twist Cocktail
ビターネグローニ
SIPSMITH V.J.O.P
20ml
カルパノ アンティカフォーミュラ
20ml
アルペ ベネフォートアマーロ
15ml
クレメンティ キナリキュール
5ml