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年末年始に行きたいバー特集【西日本版】


2021.12.27

みなさん、年末年始の予定はすでにお決まりですか? 今年の年末年始は、長期間の休みを利用して、普段は中々行かないエリアのバーやあえて専門性の高いバーに挑戦してみるのも良いかもしれません。
そこで今回は、一年の締めと始まりを素敵なバーで過ごしてもらうために西日本のバーの中から6店舗ご紹介。 

それぞれ年末年始の営業スタイルをご紹介しながら、バーテンダーには今年一年間を振り返っていただきます。

ぜひSIPSMITHのカクテルを片手に、バーテンダーと一緒に今年を振り返ったり、新年に思いを馳せてみてください。

 

喫酒 幾星 / 京都市

ハーブリキュールを中心としたリキュール専門店として、バーの世界ではよく知られる「喫酒 幾星」

理系の店主・織田浩彰さんは、お酒の文化や歴史にまつわる知識に富み、自ら採取したハーブ類や自家蒸溜した素材なども活かして作るカクテルが得意。その一杯を無音の店内で深く堪能できるのがお店の魅力でもあり、遠方から訪れるファンも少なくありません。

一見専門性が高いバーにも感じられるかもしれませんが、織田さんが丁寧にわかりやすく説明してくれるため、お酒に詳しくない方やカクテルビギナーの方でも楽しめます。

年末年始は元旦を除いて営業。

1/2からの1週間は、新年にちなんでお屠蘇を用意し、みなが挑戦できる書初めなどユニークな試みも実施するのだとか。

また、1/7以降は春の七草を使った自家製リキュールとそのカクテルの提供も始めるそうで、古都・京都で日本の伝統的な新年らしさやその風情を感じたい方にはぴったりです。

 

織田さんにとっての2021年は「伏」

「世に従いながらも、力を蓄える雌伏のような一年でした。酒類提供が規制されていた時期には“水売り”と称してハーブ類などの芳香蒸溜水を使ったノンアルコールカクテルの営業を始めました。こちらが思いのほか評判が良く、初めてのお客様にも多くお越しいただきました。水売りを実施したことで、ノンアルコールの可能性と需要をうかがい知ることができましたし、色々な可能性が広がったと思っています。今後も水売りで得たことをさらに深堀りしながら、当店だからこそできることを探究していきたいですね」

織田さんのDISCOVER THE CLASSICカクテル「ビターネグローニ」は、自身が専門とするハーブリキュールやビターリキュールを使った織田さんらしい一杯。

年越しの地として人気の京都で、その一杯を噛み締めながらじっくり年明けを待つのも良いかもしれません。

 

年末年始の営業: 1/1のみ休業
住所: 京都府京都市東山区弁財天町15 スペース新橋3F東
営業: 16:00〜1:00 日曜定休
電話: 075-551-1610
公式HP: https://www.ixey26.com/
SNS: [Instagram] [Facebook] [Twitter]

織田浩彰さんのDISCOVER THE CLASSIC

 

Scotch & Branch / 京都市

スコットランド・エジンバラの隠れ家をイメージしたという「Scotch & Branch」は、2020年にオープンしたばかりのバーです。

電話ボックスを模した入り口を向けると、長いカウンターと500種類にも及ぶとされるスコッチウイスキーが現れるスピークイージーで、クラシックカクテルをツイストし、味わいのわかりやすさを追求したというシグネチャーカクテルも楽しめます。

こちらのお店も年末年始は元旦以外は営業予定。

中でも年末の1週間は、特別にグラスのシャンパンを用意するほか、それを使った期間限定のオリジナルカクテルも2種類ご用意。大晦日のカウントダウンのタイミングではシャンパンを振る舞うそうです。

一方で1/2から1/10までは、日本酒を用いたカクテルを用意するなど新年仕様となります。

 

辻さんにとっての2021年は「娘」

「個人的な部分ですが、今年は娘が生まれまして…営業が満足にできなかった反面、一緒にいられる時間が長かったのは良かったと思いますし、自分の健康面も考慮しながら家庭と仕事の両立を図っていきたいですね。仕事面では、ゲストバーテンダーとして呼んでいただける機会が増え、お店の外でもさまざまな方達を交流できたのは良かったと思っています。来年もバーにまつわるイベントに積極的に参加しながら、仕事の幅を広げていきたいです」

なんと、12/24〜1/10まではこの記事を見た方に限り、SIPSMITHのジン&トニックが700円で味わえるというサービスを実施するそう。

「喫酒 幾星」とも徒歩圏内にあることから、ハシゴを楽しむのもオススメです。

 

年末年始の営業: 1/1のみ休業
住所: 京都府京都市中京区御幸町通り六角下る 伊勢屋町354番地1 伽羅ビル1階奥
営業: 18:00〜1:00 土日祝 15:00〜1:00
電話: なし
公式HP: https://scotch-branch.business.site/
SNS: [Instagram] [Facebook]

▷ 辻英和さんのDISCOVER THE CLASSIC

 

BAR JUNIPER / 大阪市・北新地

日本を代表するジンBARの一つであり、ジンラバーにとっての聖地ともされる「BAR JUNIPER」です。

700種類以上のジンを揃えるなど、その所有数も国内トップクラス。ジンが薬をルーツとしたお酒であるこちにちなみ、薬局をイメージした内装の「1st」と、スチームパンクな内装でカジュアルにジンを味わえる「2nd」の2フロアからなるお店で、ジン&トニックはもちろん、様々なスタイルのカクテルでジンを味わうこともできます。

年末年始は12/30〜1/1までお休み。

1/2-3の二日間は、2ndフロアのみの営業となりますが、同店のオーナーであり普段は系列店にいることが多い川崎正嗣さんが、店長の松本拓弥さんに代わってカウンターに立つとのこと。

ジンの名店に足を運び、川崎さんとジン談義をしながら新年を祝うのも良いかもしれません。

 

松本さんにとっての2021年は「忙」

「今年は店長を任されるようになり、様々な面で忙しいと感じた一年でした。立場が変わったことで仕事の幅や責任感も増し、その分自分磨きにも忙しかったですし、自分の成長につながる一年でした。一方でお客様一人一人とコミュニケーションを取れる時間が増えたこともあり、人と人との繋がりを強く感じた一年でもありました。来年はカクテルの大会などにも積極的に挑戦しながら、バーテンダーとしてステップアップできるように忙しくしていきたいですね」

ちなみに「BAR JUNIPER」には、創業者のサインが入ったSIPSMITHのボトルがカウンター上に飾られています。

ぜひお店を訪れた際はチェックしてみてください。

 

年末年始の営業: 12/30〜1/1まで休み
住所: 大阪府大阪市北区堂島1-4-4 NJビル 1F
営業: 18:00〜4:00 不定休
電話: 080-4829-8876
SNS: [Instagram] [Facebook]

松本拓弥さんのDISCOVER THE CLASSIC

 

Bar PuzzLe / 兵庫・神戸市

個性に富んだジンBARとして、同業者からも注目される神戸・三宮の「Bar PuzzLe」

ジンの取り扱い数は400本前後なのですが、オールドボトルも多く揃えているのが特徴的で、年代別で揃っているボトルも少なくありません。

また、ハーブやフルーツ、それに鰹節など様々な素材を漬け込んで作る自家製ジンが27種類もあり、それらをベースとした唯一無二のジン&トニックを味わえるのがこちらのお店の魅力です。

「Bar PuzzLe」の年末年始は、12/30〜1/3までお休み。

新年最初の営業となる1/4-7までは、振る舞い酒やオールドジンを格安の価格で提供するそう。

ジン業界のトップランナーの一人である店主の杉山慶介さんと一緒に、ジンの歴史に向き合ってみるのも良いかもしれません。

 

杉山さんにとっての2021年は「再」

例年通りとはいかなかった今年は、再び初心に帰る場面が多くありました。家族と過ごす時間を多く取れたのは良かったですが、やっぱり自分は仕事好きなんだなと感じました。仕事をすることで新しい創作意欲が湧く性分なんです。お店の再開とお客様との再会…そして開業から丸10年経ったことで気持ち新たに再出発しようと意気込むなど“再”にまつわることが多かったように感じます。来年は、増えに増えた自家製素材を活かしてクラシカルなカクテルを再構築していくなど、新たしいことをどんどんやっていきたいですね」

杉山さんのDISCOVER THE CLASSICカクテルの一つ「Salty Duck」は、その名のとおり塩を使ったカクテル。

塩は古来より神聖だとされた素材であり、新年の縁起を担ぐ意味でもこちらのカクテルはぴったりです。

 

年末年始の営業: 12/30〜1/3まで休業
住所: 兵庫県神戸市中央区下山手通1-5-7 ベイエリアビル3階
営業: 17:00〜2:00 日曜 17:00〜0:00 月曜定休
電話: 078-321-1959
SNS: [Facebook] [Instagram]

杉山慶介さんのDISCOVER THE CLASSIC

 

The Bar Top Note Ⅲ / 広島市

広島から全国にその名を轟かすバーテンダー、野間真吾さんがオーナーとしてカウンターに立つ「The Bar Top Note Ⅲ」

豪華絢爛な内装が光る大人の秘密基地のような店内では、野間さんがこだわりを持って再構築したスタンダードカクテルや、カクテルの大会で日本一に輝いたカクテルなど、ここでしか味わえない洗練されたカクテルを堪能できます。

広島が誇る名バーテンダーのセンスが詰まった同店の年末年始は12/31〜1/2まで休業し、それ以降はあえていつも通りのスタイルで営業。

基本を大事にするという野間さんの哲学どおり、クラシカルで格式高いバーならでは価値を変わらず発信し続けるのだそうです。

今年の年末休暇は、改めてバーとは何か、ひいてはバーだからこそ感じられる価値とはどんなものなのか「The Bar Top Note Ⅲ」で体験してみる良い機会かもしれません。

 

野間さんにとっての2021年は「攻」

「苦しい時期だからこそ攻めの姿勢を崩してはいけないと感じた一年でした。3月には新しい紅茶専門店「紅一門」をオープンしたこともあり、日中はこちらに集中できたのは幸いだったかもしれません。とはいえ、バーはほとんど営業ができず、その中でバーのあり方をゼロから考え直すことも多くありました。次世代に、バーの文化を残していかなければなりませんし、その素晴らしさをしっかり認知していただけるように、例えばお子さんたちが楽しめるような体験会をやってみたいとも思っています。攻めの姿勢を崩さずに、新しいことも取り組んでいきたいですね」

野間さんが経営する上質な紅茶専門店「紅一門」は「The Bar Top Note Ⅲ」のすぐ近く。
嗜好品として似た一面も持つ紅茶も併せて嗜むことで、より豊かな一年を送るためのヒントを得られるかもしれません。

 

年末年始の営業: 12/31〜1/2まで休業
住所: 広島県広島市中区紙屋町1-4-3 2F
営業: 18:00〜1:00 日曜定休 ※祝前日は営業にて翌月曜定休
電話: 082-258-1277
公式HP: https://top-note.net/kamiya.html
SNS: [Instagram] [Facebook]

野間真吾さんのDISCOVER THE CLASSIC

 

The Bar Amber / 熊本市

九州の中でもバーのカルチャーが活発な熊本において「The Bar Amber」は、代表的なオーセンティックバーとして大人たちの憩い場となっています。

店主の隅田耕一郎さんは、バーテンダーとしての技術はさることながら、持ち前のホスピタリティも相まって全国のバーテンダーからも慕われるお方。また、熊本地震に際したチャリティー活動を全国的に行うなど、地元思いな人柄の持ち主でもあります。

そんな隅田さんのお店では、お酒だけではないバーの魅力を肌で感じることができます。

お店の年末年始は、12/31〜1/3の休業期間以外は、あくまでオーセンティックバーとしてスタイルは変えずに、普段どおりお客さんの心の拠り所になることを目指すそう。

とはいえ、1/4〜6の3日間だけはSIPSMITHのジン&トニックとジンリッキーを特別価格の800円で提供。

この機会に熊本の名店を訪れてみては?

 

隅田さんにとっての2021年は「進」

「今後進んでいくための動きをできたと感じています。時短要請中は早い時間からの営業を始めたのですが、やはりバーは安心感があるようで、想定以上のお客様にお越しいただきました。個人的には日本バーテンダー協会の支部長になったことで、業界全体の今後をより意識するようになった一年でもあります。来年以降は行政の方達ともうまく連携しながら、地域の町おこしの場にバーテンダーも参加できるような取り組みをしていきたいですし、コロナ以前は毎年行っていた熊本地震の復興チャリティー活動を再開し、落ち込んでしまったお酒の業界に少しでも活気をもたらせるように、バーテンダーとして突き進んでいきたいですね」

隅田さんのDISCOVER THE CLASSICカクテルの「居場所になるホワイトレディ」は、自身にとって始まりでもあるとのこと。

まさに新しい一年の始まりにピッタリなカクテルです。

 

年末年始の営業: 12/31〜1/3まで休業
住所: 熊本市中央区花畑町13-27 中通りビル2F
営業: 15:00〜1:00 日曜定休(連休の場合は最終日)
電話: 096-356-8383
公式HP: http://thebar-amber.jp/shopinfo/
SNS: [Instagram] [Facebook]

隅田耕一郎さんのDISCOVER THE CLASSIC