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Martini マティーニ
中国・四国エリア
アートとしての
マティーニ

吉川 明日香

Asuka Yoshikawa

大学在学中ホテルバーでのアルバイトを経験する。
卒業後、アルバイトで貯めたお金でアフリカやインドを旅する。
その後児童養護施設の職員を勤め、2016年27歳で岡山県倉敷市のBar「Salon de Ric's」に入店。
2019年サントリー・ザ・カクテルアワードにてアワード受賞。
2021年4月より広島市のBar FOUQUEにて勤務。
もしもバーテンダーでなかったら何になっていたと思いますか?
全く想像がつきません。おそらくその時々に興味があることを仕事にしていたのでは、と思います。 中学生の時にドラムを始めたので、学生の頃の将来の夢はドラマーでした(笑) その頃から自分で何かを表現することがとても楽しいと感じていた記憶はあります。
①で答えた生き方は自分のカクテル表現にどう影響していると思いますか?
「自分が感じたことや想いを自由に表現する楽しさ」。まずこれをドラムを通じて体験することが出来たのは今に非常に大きく影響しています。 最近はもう1つ、一方的な表現、いわば自己満足にならないよう、どんな想いを込めて創るか、誰に飲んで頂きたいかという点は常に頭に置いておきたいです。 カクテルは個人的にはアートだと思っています。そこに正解・不正解はないし、考え方も年々変化するもの。自分が今出来るベストを尽くすことが重要だと考えるようになりました。
CLASSIC COCKTAIL
Martini
マティーニ
ジンとベルモットのみで作る、シンプルが故に作り手の腕が試されるカクテルです。ドライな味わいで度数も強いので、お酒に強い人に好まれますが、バーテンダーの個性によってその常識は覆るかもしれません。最高のマティーニと出会うこと、それはカクテルラバーたちのひとつの夢と言えるかもしれません。

クラシックカクテルを選んだ理由 材料の銘柄や分量によって無限の組み合わせがあり、その数だけ表情のあるカクテルが出来上がる点が面白いと感じました。 そして、SIPSMITHロンドンドライジンは豊潤なボタニカルの香りと力強さが特徴です。 それと同時に、非常に繊細だとも感じました。これ1つでカクテルのようです。 ですので、最大限このジンを味わっていただきたいと思いマティーニを選びました。 このジンが持つ特徴を活かし、骨格のある華やかなマティーニを作りたいと考えました。 ですので、ジンの分量を増やしよりドライに、そこにドランが持つ優しい酸味や華やかなハーブの香りを少しだけプラスし、最後にオレンジビターズで味を引き締めました。 ドランにはSIPSMITHロンドンドライジンにはない要素(白ブドウ由来のフルーティーさ)があるので、お互いの相乗効果を狙いました。 そしてマティーニを始めステアのカクテルに置いては、ステアする時のバースプーンの角度を気を付けています。 バースプーンの背面を全てミキシンググラスの側面につけるのではなく、少し角度をつけてより氷をホールドするようにしています。 それによって液体と氷が一体となって回転するので、より混ざると思います。

Cocktail
① SIPSMITH LONDON DRY GIN
55ml
②ドラン・シャンベリー・ドライ
5ml
③ オレンジビターズ
1dash
レモンピール
オリーブ
SIPSMITHでもう一杯
Twist Cocktail
見返り美人
① SIPSMITH LONDON DRY GIN
35ml
② コアントロー
15ml
③ 柚子果汁
10ml
④ 大葉
1枚