年末年始に行きたいバー特集【東日本版】
早いもので色々あった2021年も残りわずか…
あなたにとって今年一年はどんな年だったでしょうか?
そんなことを振り返りながらより豊かな新年を迎えていただくべく、今回Swan Labでは、東日本のバーの中から年末年始に素敵な体験ができるであろうバーを6つご紹介。
各店の年末年始の営業スタイルをご紹介し、バーテンダーには2021年を漢字一文字で表現していただきながら一年を振り返っていただきます。
ぜひSIPSMITHのカクテルを片手に、バーテンダーと一緒に今年を振り返ったり、新年に思いを馳せてみてください。
Algernon Sinfonia / 東京・赤坂見附
カクテルの大会で日本一に輝いた経歴を持ち、イベントにも引っ張りだこの小栗絵里加さんがオーナーとしてカウンターに立つ「Algernon Sinfonia」。
連日多くのお客さんで賑わうお店のお正月営業は少し特別です。
年明け初の営業となる1/3は、普段より早い15時からオープンし、小栗さんは着物を着てカウンターに。この日に限り、お雑煮と日本酒が振る舞われ、新年らしさを感じられるバーへと変貌します。
こうした営業スタイルは毎年続けているそうで、新年最初の営業日は一年で最も来客が多い一日となるのだとか。
赤坂見附の駅からも近く、初詣やちょっとしたお出かけの後にお店を訪れてみても良いかもしれません。
ただし、前述したように混雑が予想されるため、訪問する際は事前連絡推奨とのことです。
小栗さんにとっての2021年は「筋」
「バーテンダーとしてこんなに休んだのは初めてでして、筋トレにすっかりハマってしまいました。その影響もあって、プロテインを使ったカクテルもお出しするようになりましたし、ヘルシーなメニューも考えるようになりました。これがプロテインメーカーの方にお越しいただくきっかけになったり、意外と好評でして…一見バーとは関係のない筋トレから、筋のように新しい道につながっていくような気がしました」
年末年始の営業はもちろん、この時期はゆずや金柑などの素材を使ったジン&トニックなども味わえるとのこと。
日本の冬、ひいては正月の風情を感じさせる和素材を使ったSIPSMITHのジン&トニックを味わいながら、新年に思いを馳せてみては?
年末年始の営業: 12/28〜1/2まで休業、1/3は15:00〜21:00
住所: 東京都港区赤坂3-10-6 雪華堂ビル3F
営業: 月-木、土 17:30~0:00 / 金 17:30~翌2:00 日・祝定休
電話: 03-3586-0535
公式HP: https://www.algernonsinfonia.com/
SNS: [Facebookページ]、[YouTube]
THE MUSIC BAR / 東京・渋谷
音楽好きにはたまらない最高峰の音響設備を有する「THE MUSIC BAR」
今年10月に、代々木から渋谷に移転オープンしたばかりのお店で、日本では極めて珍しいオリジナルのタップカクテル(サーバーから直接注がれるカクテル)や、自社農場の素材をふんだんに活用したフードを、最高の音楽とともに楽しめます。
カクテルとフード、そして音楽という三拍子が揃ったこちらのお店では、大晦日に盛大なカウントダウンイベントを実施予定。
豪華なゲストDJを招き、通常とは異なるイベント形式での営業となります。
また、この日はマネージャーの水口拓也さんが考案したDISCOVER THE CLASSICカクテル「大自然をいただくジンフィズ」を特別なスタイルで提供するそうで、美味しいカクテル片手に盛大に新年を迎えたい方にぴったりです。
水口さんにとっての2021年は「楽」
「バーが営業できなかった中で、家族と過ごす時間が増えて楽しいと感じました。その時間があったからこそ、バーをより知ってもらうために子供の日はお昼から営業して親子で参加いただけるようなワークショップをやってみようかな、などと今までなら思いつかないだろうアイディアが浮かんできたり、バーの在り方や仕事への考え方が変わった一年だったと思います。そうしたアイディアを来年から形にしていくのが楽しみなので、一文字で表すなら“楽”かなと思います」
1/11以降の営業からしばらくの間は、新年らしさを感じさせるカクテルメニューを用意するそうで、カウントダウンイベントへの参加が難しい方は、こちらを味わいながら新年の風情を感じてみるのも良いでしょう。
カウントダウンイベントの詳細はこちら
年末年始の営業: 12/31はカウントダウンイベントを開催、年始は1/11〜営業
住所: 東京都渋谷区渋谷1-15‐12 LAIDOUT SHIBUYA B1F
営業: 18:00〜27:00 日祝は23:00迄 ※不定休
電話: 03-5962-7666
公式HP: https://the-musicbar.jp/
SNS: [Facebookページ]、[YouTube]
BAR COMPOSITION / 東京・西新宿
バーテンダーとしては珍しいベネンシアドールの資格(シェリーの資格)を有する小倉友翔さんのお店「BAR COMPOSITION」も今年オープンしたばかりのバーです。
西新宿という大都会の一角にありながらも、地下への階段を降りて中へ入ると別世界。所々に緑をあしらわれた癒しを感じさせる空間の中で、ジンとシェリー、そしてカレー粉を使ったジン&トニックなど、独創的なシグネチャーカクテルを味わえます。
エリア的に年末年始期間は休業するお店が多い中で、こちらのバーは1/1を除いて全て営業。
中でも12/31は、新年を迎えたタイミングで2升樽の日本酒を枡で振る舞うという日本らしいお祝いをするほか、年明けからは、お屠蘇を使ったカクテルなど正月仕様のカクテルメニューを始めるそうです。
小倉さんにとっての2021年は「変」
「コロナ禍でのオープンとなりもどかしい部分もあった中で、周りのバーテンダーさんやお客様のお力添えもあって今年はなんとか乗り越えられました。色々と目まぐるしく変化した一年でもありましたし、自分のお店を持ったことで考え方も変わり、今までの自分との変化を感じた一年になりました。来年以降も定期的にゲストイベントを実施しながら、意外性があることにもチャレンジしていきたいと思ってまして、良い意味で変人を目指したいですね」
ちなみに、小倉さん考案のDISCOVER THE CLASSICカクテルの一つ「花束のマティーニ」は、ベネンシア(シェリーを高い位置からグラスに注ぐ際に用いる細長いひしゃく)で注ぐというもの。
ベネンシアを用いたパフォーマンスはお祝い事でやる風習もあるそうで、こちらのマティーニは新たな一年のスタートにもぴったりです。
年末年始の営業: 1/1のみ休業
住所: 東京都新宿区西新宿1-15-7 B1F
営業: 17:00〜2:00 ※不定休
電話: 03-6258-0799
公式HP: https://cocktailsherry-bar-composition.business.site/
SNS: [Facebookページ]、[Instagram]
Bar hisaka / 東京・高田馬場
ジンラバーの間ではよく知られるクラフトジン専門店「Bar hisaka」
気軽にクラフトジンに触れてもらうためにと、店主の小倉広康さんが厳選した40種類のジンの中から日替わりで一律600円というリーズナブルな価格で提供される「本日のジン&トニック」や、季節ごとに変わるシグネチャーカクテルが人気のお店です。
年末年始は12/28〜1/1まで休業し1/2から営業を再開するものの、あくまでいつも通りの営業をするとのこと。
しかし実は、来年の夏頃にはお店を移転オープンする予定のため「Bar hisaka」が現在の場所で年末年始を迎えるのは今年が最後。
カウンター6席のコンパクトな空間だからこそ感じられるジンを通じたコミュニティ感をぜひ体験してみてください。
小倉さんにとっての2021年は「行」
「今年はとにかく行動した一年でした。短期間だけお店のコンセプトを変えたり、他店舗のゲストイベント(実は同じ小倉同士ということもありBAR COMPOSITIONにゲストとして呼ばれている)や業界イベントにも参加できました。また、可能な範囲で全国各地のバーに行けたことでバーテンダーさんとのつながりも増えました。来年はお店の移転オープンを控えていますし、ジンに関わる新規事業の立ち上げも考えています。今年の行動で得たものを活かしながら、来年も積極的に行動していきたいですね」
普段はなかなか高田馬場に縁がない方でも、年末年始の長期休暇を活かしてBar hisakaを訪問し、クラフトジンをめぐる冒険をしてみるのもよし。はたまた、小倉さんのDISCOVER THE CLASSICカクテルであり、思い入れが強いというホワイトレディを味わってみるのも良いかもしれません。
年末年始の営業: 12/28〜1/1まで休業、1/2より営業再開
住所: 東京都新宿区高田馬場2-7-12 ふじ荘1階2号室
営業: 14:00〜24:00 ※木曜定休
電話: 03-6262-6314
SNS: [Facebookページ]、[Instagram]
Bar 若林 / 東京・蒲田
2018年10月に開業した比較的新しいバーながらも、目覚ましい勢いで東京の人気バーへと成長している「Bar 若林」
テキーラやメスカルが中心ながらもクラフトジンも豊富に揃え、それらの飲み比べやクラフトカクテルも楽しめるお店です。
近隣や沿線に住んでいる方でないと中々行きにくい蒲田にありながらも、店主の若林祐一さんの明るい人柄も相まって、様々な地域からバーテンダーやバーラバーが訪れるなど常に活気にあふれています。
そんなお店の年末年始は、大晦日以外は基本的に営業。
1/4以降の営業は未定とのことですが、三が日は特別なスタイルでの営業となり、自家製のお雑煮や新年にふさわしい料理を用意。それらに合いそうな温かいお酒やカクテルを中心に提供するそうで、いつもとは少し違った「Bar 若林」を堪能できます。
若林さんにとっての2021年は「勢」
「期間限定でいつもと違うスタイルで営業してみたり、とにかく勢いを持って走り抜けた一年でした。自粛期間中にはバーテンダー同士で何度もビデオ電話を通じた意見交換会をしまして、会えない中でも人脈が広がりました。その甲斐あって、名だたるバーテンダーさんにゲストとして来ていただけるようにもなりました。ただ、来年は自分自身ももっとゲストとして呼んでいただけるようになりたいですね。そしてSIPSMITHのカクテルはもちろんのこと、自分の強みでもあるメスカルについても、バー文化が発展しているとは言い難い蒲田の街から普及させるべく勢いよく行動していきたいです」
バーにはバーテンダーに会いに行くという側面もありますが「Bar 若林」は、まさに若林さんに会いに来ているであろうお客さんで賑わうお店です。
正月休みを利用して、今をときめくお店を体験してみるのも良いでしょう。
年末年始の営業: 12/31のみ休業、年始は1/1〜1/4までの期間16:00〜24:00営業予定(最新情報はSNSか電話にて問い合わせください)
住所: 東京都大田区西蒲田7-5-14 シティプラザ蒲田304
営業: 18:00〜翌3:00 水曜定休
電話: 03-6424-7346
公式HP: https://bar-wakabayashi.com/
SNS: [Facebookページ]、[Instagram]
The Bar Sazerac / 埼玉・大宮
都内有数のクラフトジン専門店で店長を務めた経験もある山下泰裕さんが、2018年に地元大宮で開業した「The Bar Sazerac」
埼玉の農家やシェフ、種苗会社などが協力して栽培するさいたまヨーロッパ野菜や、近隣の農家が栽培するフルーツを使ったカクテル、自家蒸溜の素材を使ったカクテルなどが人気のバーです。
3年目となる今年の年末年始の休業は元旦のみ。
大晦日は年越しそばやシャンパンを振る舞うほか、高額なお酒を安くしたりなど特別スタイルで営業。一方で年明けの1/2-3は、かつて料理人を目指していたという山下さんが自ら作るお雑煮を振る舞うそうで、新年らしさを感じられる空間となりそうです。
山下さんにとっての2021年は「人」
「今年は例年以上に人に助けられていると感じた一年でした。耐える一年となった中で支えていただけるお客様はいましたし、特に休業明けは対面でやりとりできるバーの良さを、自分はもちろんのこと、お客様も感じていらしたようです。来年は他県からゲストバーテンダーをお呼びしたイベントやセミナーなども実施し、近隣のバーテンダーさんにも交流していただく予定です。自分だけでなく皆様に楽しんでもらえるような、人に貢献できる取り組みをどんどん企画していきたいと思っています」
「The Bar Sazerac」の近くには、毎年200万人以上の初詣客が訪れることで知られる氷川神社があります。
より良い一年になるよう神社で祈願したのち、山下さんのカクテルを飲みながら新年のバー初めをしてみては?
年末年始の営業: 1/1のみ休業
住所: 埼玉県さいたま市大宮区仲町 2-42セッテイン5F-B
営業: 18:00〜2:00 土日祝17:00〜2:00 ※不定休
電話: 048-783-4410
公式HP: https://the-bar-sazerac.business.site/
SNS: [Facebookページ]、[Instagram]